さるうま!!!

馬券と一口馬主とPOGを頑張ってるおっさんのブログです。

2019年07月

POG指名馬カイルアコナが昨日デビュー勝ち、430kgという数字よりも身の詰まった非力感のない馬体。

レースは34.0-35.1で先行押し切り、母母や母から引き継がれた短距離資質をいかんなく発揮、小倉2歳Sも期待していいかな?(´∀`*)


そんな好調キープのPOGとは違って、馬券成績のほうはと言いますと、これが大変ひどいことになっておりまして……、7月も最終週、少しでも取り戻したいところです(´д`;)



札幌11R クイーンS(G3)

◎(13)ミッキーチャーム
▲(3)フロンテアクイーン
△(2)リリックドラマ
△(4)ダノングレース
△(7)シャンティローザ
△(14)カリビアンゴールド

買い目:馬連(3)‐(13)多め、(13)→(2)(4)(7)(14)


昨夏、未勝利から3連勝を挙げた洋芝1800の舞台で、ミッキーチャームが重賞2勝目を飾ると見ました。

母父Dansiliは現役時代デインヒル系のマイラーで、母母はHyperionの6×7・5・5・6、この母方からパワーと粘り強さを受け継いだので、洋芝小回りで強いのも納得。

中山牝馬Sは逃げ先行馬に厳しい展開となり大敗、阪神牝馬Sは流れに恵まれた重賞初制覇ではありましたが、開幕週の札幌芝なら多少ハイペースで強気に先行しても押し切れるはず、秋華賞2着馬の格の違いを見せつけたい。


相手は、去年の2着馬フロンテアクイーンを中心視も、先行争いが激しくなるようならダノングレースやシャンティローザの差し追い込み、案外にペースが緩むようならゴドルフィン2頭の粘り込みが面白そう。



新潟11R アイビスサマーダッシュ(G3)

◎(17)フェルトベルク

買い目:単勝複勝(17) 複勝多め


絶対的に外枠有利な新潟直線1000mで、有力どころで枠順が比較的良かったのがライオンボスくらい、非常に難解な一戦になりましたが、ここは枠順を活かして先行押し切りを狙えそうなフェルトベルクに期待してみました。

パッと見は短距離馬に見えない血統の馬ですが、3代母Don't RushがAlleged≒Key to the Mint1×2という凄い配合で、そこにデインヒルを配した母母ジャストフォーチャンスはHis Majesty=Graustark3×4。

このRibot系の血を幾重にも重ねた母系譲りのパワーで突進する短距離馬というイメージで、ただ走り方は母父Pulpitというか、父と母父を通じたSir Ivor≒Lassie Dear(Sir Ivor≒Weekend Surpriseでもいいかも)の影響が強い、大きめなストライド。

初めての新潟直線1000mですが、ストライド全開で走れるコースなだけに合っている可能性が高そうです。

一口馬主界隈が盛り上がってますが、POGを忘れてはいけません(^w^)

netkeiba POG・5頭目はリアアメリア以来の牝馬、ニルカンタテソーロと適性が少し被っているかもしれませんが……。



指名馬(5):カイルアコナ(牝)
父:キンシャサノキセキ
母:コナブリュワーズ
厩舎:栗東・高橋義
デビュー戦:07/27 小倉6R(芝1200)


サンデーRの所有馬カイルアコナです、フサイチコンコルドなどを輩出したバレークイーンの牝系で、母母アンブロワーズは函館2歳Sの勝ち馬、母コナブリュワーズも1200~1400で4勝。

そこにキンシャサノキセキなので、自身も主戦場は短距離でしょうね、函館2歳Sには間に合わなかったけど、小倉2歳S目指して頑張ってほしい(´∀`*)


この馬の配合は、Northern Dancerの5・5・7×5・5(Nureyev≒Sadler's Wells4×4)の母に、5代アウトブリードの父を掛け合わせ、自身は父父フジキセキを4分の1異系とする4分の3Northern Dancerクロスという、シンプルでバランスの取れたもの。

隠し味?はフジキセキとフレンチデピュティのニックスでしょう、薄くHis Majesty=Graustarkのクロスも持っていたりするので、この辺りのパワーが強く出るならダートもこなすかもしれませんね。

ワラウカドの募集馬見学ツアーに今年初めて参加します、9月1日のAコースです、ご一緒の方々宜しくお願いいたします(´∀`*)


さて、お待たせいたしました?今年度の募集馬7頭の配合考察(というほど偉そうなものじゃありませんが……)です。

父方も母方も血統的に偏りが見られるのは確かですが、1頭1頭、配合の意図みたいなものを探っていきたいと思います。



アップワードスパイラルの2018(牡)
父:キズナ


Teofilo産駒の母はデインヒル≒Green Desert3×3、チェヴァリーパークS(英G1、芝6ハロン)で4着の実績があり、デインヒル的なスピードとパワーを持った馬と推測されます(Teofiloも7ハロンのG1を勝った馬でした)。

父キズナは、早速重賞馬を輩出するなど好調な滑り出しとなりましたが、7月21日までの勝ち馬4頭の母父を見ると、サクラバクシンオー、ロックオブジブラルタル、Smart Strike、トウカイテイオー。

新馬戦で2着になった2頭も母父がクロフネ、フレンチデピュティですから、早期に活躍している馬は、母方からスピードやパワーを補強した馬が目立ちます、この馬も母方の特色を引き継いでいれば、早期の活躍も期待できるのではないでしょうか。


細かい話をすると、母父Teofiloは欧州で猛威を振るう「ガリンヒル(Galileoとデインヒルの組合せ)配合」ですが、この組合せの相性の良さは、Buckpasser~Tom Foolのクロスが成り立つことと、「AcropolisとFlower Bowlの脈絡」、この二つが根拠と思われます。

キズナは母方の奥にAcropolisを持ち、母父Storm CatがTom Foolとニアリーな血(First Rose)を持つので、上記のニックスを継続させた形になりますね。

ちなみに「GalileoとデインヒルとStorm Cat」という組合せからは、安田記念勝ち馬モズアスコットや今年の英ダービー馬Anthony Van Dyckが出ています。



カメリアローズ2の2018(牡)
父:キズナ


母は現役時代に仏で2勝、米サンタアニタロデオドライブS(牝馬限定・芝10ハロン)で4着の実績を持つ馬、母父父デインヒル、母母父Galileo、そこにキズナを配したので、上記アップワードスパイラルの2018と大まかな配合のコンセプトは一緒ですね。

ただ、こちらは母も母父も中距離馬だったことと、母方にAureole、ハイハット、Alycidonと「AcropolisとFlower Bowlの脈絡」を継続させる血を多く持っていること、これらの理由から、より重厚な中長距離馬に出るのではないかと推測。

この2頭の細かい違いがどう出たかは、ツアーで実際に馬を見て判断したいところです。



セルフプリザヴェーションの2018(牝)
父:キズナ


母は米デルマーデピュタントSで2着などの実績、半兄(厳密には8分の5同血)に重賞でも活躍したシャルドネゴールド(父ステイゴールド)、半姉は2017年産まれの募集馬で1番人気だったセルフィー(父スクリーンヒーロー)という、ワラウカド民にはお馴染みの血統。

この仔もキズナ産駒ですが、上記2頭とはだいぶ配合のコンセプトは異なっていて、やはりポイントとなるのはStorm Catの3×4でしょう。

先日、函館2歳Sを制したビアンフェ(母ルシュクル)は、4分の3姉ブランボヌール(父ディープインパクト)が同じく函館2歳Sを制したように母方の影響が強い馬ではありますが、配合的に見るとStorm Catを増幅させた配合とも見て取れます。

Storm Catは「Storm BirdとSecretariat(Nasrullah+Princequillo)とFirst Rose(≒Tom Fool)」の組合せですが、サクラバクシンオーが持つノーザンテーストはStorm Birdとニアリー、アジアンミーティアは薄くTom Foolを持ち、その母Trolley Songは「Nasrullah+Princequillo」。

ビアンフェに近い、Storm Cat的短めマイラーに出るんじゃないかな?



デザートオブライフの2018(牡)
父:ディープブリランテ


母はドイツのG3ツークンフツレネンを優勝、その父Mastercraftsmanもマイル前後で活躍した馬、そんな母に配されたのは、ワラウカドの母体・パカパカファームが産んだ第79代日本ダービー馬ディープブリランテ、この仔が初仔となります。

種牡馬ディープブリランテは、セダブリランテスのような重厚な中距離馬も出ていますが、堅実に活躍を見せているのが母方からスピードを取り入れた馬、この馬の場合は「母父がデインヒル系のマイラー」「母方にSharpen Upを持っている」という点で、ミッキーブリランテ(シンザン記念3着)と共通点のある配合となってます。

Alzaoを増幅させているというところも一緒と言っていいかな、重厚な長めマイラーに出そう。



ナンシーフロムナイロビの2018(牝)
父:スクリーンヒーロー


母は米ロイヤルヒロインS(G2・芝8ハロン)の勝ち馬ですが、戦績を見ると12ハロンのレースでも好走していたりしますね、その父Sixties IconはGalileo産駒の中長距離馬でした、この仔が初仔。

スクリーンヒーローの代表産駒といえば、もちろんモーリスなのですが、この馬とは「母方にSadler's WellsとNever Bendを持つ」という点が同じです、Sadler's Wellsの母父Bold ReasonはNever Bendとニアリーな血ですが、この両者がスクリーンヒーローの牝祖マジックゴディスと脈絡するのです。

さらに、この馬は母方にWoodmanを持っていますが、Woodmanの牝祖Glamourがやはりマジックゴディスと脈絡、さらにさらに、母がMiswakiとWoodmanを通じたTom Foolのクロスを持ち、父の3代母モデルスポートが持つTom Fool≒Spring Runのクロスを継続。

簡単に言えばスクリーンヒーローのツボをしっかりと押さえた配合ということになりますね、これが牡馬だったら満点回答だったんですが……(スクリーンヒーロー産駒の活躍馬はRoberto系らしくほとんど牡馬)。



ボカイウヴァの2018(牡)
父:モーリス


母はフランスのリステッド競走・シャルルラフィット賞の勝ち馬、現2歳にスクリーンヒーロー産駒の兄(マテンロウヒーロー)がいるので、この仔とは4分の3同血の間柄。

Silver HawkとSadler's Wellsのクロスを併せ持つ、という点で凱旋門賞連覇の名牝Enableを彷彿とさせますが、この馬の場合「Sadler's Wells≒Nureyevの4×4・4」「Ameriflora≒デインヒルの4×4」「母方にあるMutakddimがモデルスポートの血を増幅」と、まあ色々とやってます。

イメージとしては、ジェネラーレウーノ(スクリーンヒーロー×ロックオブジブラルタル)を「Hyperion+Nasrullah」的ストライドに寄せた馬でしょうか、日本よりも欧州の馬場のほうが合いそうな?(^_^;)



リズムオブライトの2018(牡)
父:ディープインパクト


全兄にワラウカドで募集されているゼノヴァースがいる本馬、配合については以前のブログで軽く書いたので、そのスクリーンショットを載せておきます(^w^)

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全兄ゼノヴァースについて、育成場を見学された方のツイートを見たのですが、どうも母方のマイル資質が出ている感触があるようで、ならば、母リッスンの仔たちのような活躍はイメージしてもいいのかな、と(リッスンとリズムオブライトは、自身がマイラーで父がSadler's Wells系といった共通点あり)。

弟は全兄弟だからといって資質も同じとは限らないのですが、母がNorthern Dancerのクロスが濃い(3・5×4・7・6)馬ですから、それだけ母方が主張しやすい配合だと思うので、基本的に兄と似たような資質を持っているのではないでしょうか。

そろそろ当てないとなぁ、IPAT用口座の中も寂しくなっております(T_T)



函館11R 函館2歳S(G3)

◎(15)ブルーパピヨン

買い目:単勝複勝(15) 複勝多め


ブルーパピヨンは父マツリダゴッホ、母父ヘクタープロテクターでNever Bendのクロス、これはクールホタルビやディバインコードと一緒、夏の洋芝に適性の高い配合です。

新馬戦は好位外を追走から直線で余裕を持って抜け出し勝利、この内容なら1ハロン延長もこなせるでしょう。

ちなみに、この新馬戦で4着だったのがPOG馬ニルカンタテソーロ(先週の未勝利戦で快勝)、POG馬のためにもブルーパピヨンには頑張ってほしい(^_^;)



中京11R 中京記念(G3)

◎(6)クリノガウディー

買い目:単勝複勝(6) 複勝多め


中京芝は天候不順の影響もあってか、例年とは違って少し力のいる内伸び馬場になってますね。

日曜も天気は微妙ですが、土曜の結果を見る限り、外差ししたいプリモシーンやカテドラルといった人気馬よりも、内好位をしぶとく立ち回りそうなクリノガウディーに魅力を感じます。

「スクリーンヒーロー×ディアブロで母方の奥にWar Relicを持つ」という配合は、安田記念4着馬グァンチャーレと同じですが、クリノガウディーの場合はノーザンテーストのクロスも持つので、よりパワー型に出た感じ。

例年の外差し馬場ではともかく今の馬場なら、このメンバー相手でも十分太刀打ちできる。



福島11R 福島テレビOP(OP)

◎(2)ベルーガ

買い目:単勝複勝(2) 複勝多め


中京と違い福島芝は最終週らしい?外差し馬場、仕上がっていればグレイルが、時計の掛かる馬場への適性面からも有力なのですが、ここはひねってベルーガの差し脚に期待します。

母がKris S.×ホワットケイティーディド(スリープレスナイトの母)とパワー溢れる配合、この母方のパワーで走る馬なので、ここ3戦の外回りコースから、時計の掛かる小回りコースに替わるのはプラス。

距離は少し長い感じはありますが、後方でジッと溜めて馬場のバイアスを存分に利用して脚を伸ばしてもらいたい。

何か色んな事が起こる世の中ですけれど、普通に生活できている人間は、この土日も普通に馬券を買わせてもらいます。

普通に生活を送っているっていうのは、ありがたいことなんですよね、やっぱり。



中京11R 桶狭間S(3勝クラス)

◎(14)エテルニテ
☆(3)グローリーグローリ
☆(6)マイウェイアムール

買い目:単勝(14)、ワイド(14)→(3)(6) ワイド(3)‐(14)多め


リアルダビスタ民としては、このレース名に反応しない訳にはいかない(^w^)

ここは、前走スタートで躓いて何も出来なかったエテルニテの巻き返しに期待します。

その前走でも本命でしたが、母父Mr. Greeley的な柔いストライドのマイラーなので、湿った馬場の中京ダート1400という舞台も合うはずだし、馬群を苦手にするエンパイアメーカー産駒なので、揉まれない大外枠もいい。

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