さるうま!!!

馬券と一口馬主とPOGを頑張ってるおっさんのブログです。

2019年11月

東京はいつ雨が止むか微妙な情勢ですが、重め残りと想定して……。



東京8R オリエンタル賞(2勝クラス)

◎(8)コスモインザハート

買い目:複勝(8)


個人的に注目しているピースワンパラディが出走してきますが、重め残りと想定するならコスモインザハートの前残りに期待してみたい。

ハーツクライにSadler's WellsにデインヒルにMill Reefですからヨーロピアンな重厚さが持ち味で、重馬場で際立った実績があるわけではないのですが、良馬場の軽い斬れ味勝負よりは向いているのは間違いないところ。

前走はハーツクライ産駒には鬼門の京都外回り、重馬場の東京替わりは大きくプラス。



東京11R ジャパンカップ(G1)

◎(6)ユーキャンスマイル
△(9)ルックトゥワイス
△(10)ダンビュライト
△(11)シュヴァルグラン

買い目:ワイド、三連単1着固定(6)→(9)(10)(11) ワイド多め


ユーキャンスマイルは今年に入ってダイヤモンドS、新潟記念と重賞を2勝、前走天皇賞(秋)でも速い馬場に対応し4着と好走、左回り限定とはいえ、ここに来ての充実度はメンバー中屈指のものがあります。

母方のダンスインザダークとSharpen Upで走っているような馬で、前走からの距離延長、重めの馬場どちらもプラス、後方に置かれる脚質は難点ですが、ダイヤモンドSの時のように内を突いて進出できれば(鞍上の得意技でもありますし)。

ちなみに、重馬場のジャパンカップとなるとタップダンスシチーが勝った2003年以来だそうですが、そのときの2着馬がダンスインザダーク産駒の菊花賞馬ザッツザプレンティでしたね。


相手も重馬場の東京芝2400のG1をこなすだけのスタミナ・持続力を重視、母方のSharpen UpやHerbagerのスタミナが強いルックトゥワイス、父も母方も重馬場巧者のダンビュライト、レコード決着の去年でも4着に走ったシュヴァルグランに期待。

京都2歳Sにはエピファネイア産駒が3頭出走してきますが、いずれも逃げ切り勝ちの経験がある、というのが何とも「らしい」ですね(^_^;)

母父スペシャルウィークがセントクレスピン~Aureoleの血を持っていて、この血の影響をエピファネイアも受けているようです、なので逃げ切りが多かったり外枠の戦績が良かったり……、ようするに馬群が苦手。

スペシャルウィーク以外にも、エイシンフラッシュとかMonsunとかチチカステナンゴとか、あとはエンパイアメーカーやアフリートなんかもAureoleの血は持ってないけど馬群が苦手なクチなので要注意ですね。



東京9R カトレア賞(1勝クラス)

◎(16)ダノンファラオ
☆(3)デュードヴァン
☆(7)アメリカンベイビー
☆(10)ダイメイコリーダ

買い目:単勝(16)多め、ワイド(3)‐(16)多め、(16)→(7)(10)


ということで、ここは大外枠に入って馬群に揉まれる心配のないダノンファラオ(父父父がエンパイアメーカー)に期待、東京ダートは湿っていれば尚更SecretariatやSeattle Slewの影響の強い馬を狙いたいのですが、この馬はKey to the Kingdom≒Secretariat5・6×6・6。

このクロスの影響が強いストライド走法で、新馬戦では大外枠に入ったデュードヴァンが内枠から逃げたダノンファラオを差し切ったものの、枠がまるっと逆に入った今回は結果も逆になっていい。



京都10R 花園S(3勝クラス)

◎(14)ナンヨーイザヨイ

買い目:単勝複勝(14) 複勝多め


この馬なんかエイシンフラッシュ×スペシャルウィークですからね、内枠から好走したときも勝負所では大体外から差して来ているんですよね、馬群を割るってことはあまりしていない。

ここは人気のエンパイアメーカー産駒が中枠に入り、これまた人気のゴルトマイスターともども先行争いが厳しくなりそうで、ならば外から揉まれず中団に構えられそうなナンヨーイザヨイがまとめて差し切る、というところまで期待できそう。



京都11R 京都2歳S(G3)

◎(6)ミヤマザクラ
△(1)トウカイデュエル
△(8)マイラプソディ
△(9)ヒシタイザン

買い目:三連単1着固定(6)→(1)(8)(9)


少頭数なので馬群に揉まれるとか、あまり気にしなくても……とは思いつつ、エピファネイア産駒の逃げ先行争いが厳しくなるようなら人気2頭の差し脚比べか。

マイラプソディは、母親がSalt Lake産駒のダート短距離馬で、そこにハーツクライだから東京や阪神の1800辺りという適性の馬でしょう、内回り2000というのは少し差し引いて考えたい。

ミヤマザクラもディープインパクトにGone Westだから大箱向きのイメージですが、前走の捲りなんかを見ると、母系の奥にあるRobertoの血の影響も出ているタイプではないかと、ポポカテペトルよりはマウントロブソンに近い感じ。


あとは、揉まれなければ逃げなくても競馬できそうなヒシタイザンの粘り込みと、内でジッと潜んでいそうなトウカイデュエルの差し脚に注目、どちらも母方のRobertoの血が少なからず発現した馬でしょう。

京都は先週同様に少し時計の掛かる馬場状態かな、マイルCSは有力どころに騎手の乗り替わりもあって難解ですが……。



京都11R マイルチャンピオンシップ(G1)

◎(5)インディチャンプ
△(1)ダノンキングリー
△(2)グァンチャーレ
△(8)プリモシーン
△(14)ダノンプレミアム
△(15)ダイアトニック

買い目:三連単1着固定(5)→(1)(2)(8)(14)(15)


三連単はやり過ぎかなぁ(^_^;)、まあでも、この馬場なら買いたいのはインディチャンプなんですよね、もう少し軽い馬場ならダノンキングリーだったんですが。

配合については安田記念で本命視した時の記事を見て下さい、ステイゴールド×キングカメハメハという組合せは「Hyperion+Nasrullah」的な斬れがオンになりやすいので、京都外回りも悪くないはず。

ステイゴールド的な斬れとトキオリアリティーのパワーで、京都外回りのマイル戦を強気に先行して押し切りたい。


ダノンの2頭は、どちらも1800~2000ベストの中距離馬だろうと見ていて、それだけにスローになりそうなのは歓迎なんですが、キングリーは先に書いた通り馬場が少しマイナス。

プレミアムは、手先の強い走りに母方のデインヒルとRobertoの影響が感じられる走り、秋天でも坂ではアーモンドアイに負けないくらいの加速力でしたが、ここは直線平坦の京都外回り、アドバンテージは少ないか。


充実一途のダイアトニックは京都外回りも得意だし、手先の強い走りで時計の掛かる馬場も問題なし、鞍上もスミヨン騎手が継続騎乗で心強い、ただベストは1400で、この枠はロスが大きいか。


ヒモ穴は、安田記念4着時のように内からマイペースで先行すれば侮れないグァンチャーレと、力を発揮できれば(これが難しいんですが)ノームコアとの比較でも地力上位のプリモシーン。


たまにはツイッターだけじゃなくブログでもワラウカドのお話を。

マーガレットリバーのファンド解散という残念なお知らせがあった一方で、2歳馬ナンナが入厩し即ゲート試験合格という嬉しい知らせもありました。

ナンナは順調に調教が進むようなら年内に使い出したいそうなので、今からどこに使ってくるか、JRAのレーシングカレンダーとにらめっこしております(^w^)

さすがに東京開催で使ってくるとは思えないので、早くて12月1日の中山5R(芝2000)か7日の中山5R(芝1800)か……、8日の中京5R(芝2000)なんていうのもありますよ、国枝先生?



東京10R ユートピアS(3勝クラス)

◎(3)アクアミラビリス
△(4)スイープセレリタス
△(8)レジーナドーロ
△(10)レッドベルローズ

買い目:単勝(3)多め、馬連(3)→(4)(8)(10)


牝馬同士で東京芝1600、ベアインマインドかメイショウグロッケあたりがハナを切るにしてもハイペースにはならなさそう、となると、人気のスイープセレリタスの持続力よりは、アクアミラビリスの鋭敏な斬れを買いたい。

ヴィクトワールピサ産駒ですが、東京の新馬戦や京都外回りでしなやかに斬れる走りは、明らかに母親が持つRivermanクロスの影響が強いもの。

ウオッカやミッキークイーンなど、Rivermanという血は特に牝馬に柔らかく鋭い斬れ味を伝える血で、良馬場の東京芝で一番斬れるのはこの馬でしょう、春は馬体重の維持に苦労していたので、休み明けというのも悪くないはず。



東京11R 東京スポーツ杯2歳S(G3)

◎(6)コントレイル
△(1)ラインベック
△(5)アルジャンナ
△(7)ソウルトレイン

買い目:三連単(6)1着固定→(1)(5)多め、(6)→(7)→(1)(5)、(6)→(1)(5)→(7)


2歳馬同士で少頭数の東京芝1800となると、十中八九スローからのヨーイドン、一番俊敏に加速できるのは、ディープインパクトの俊敏さを増幅させた配合のコントレイルでしょう。

今季もリアアメリアなど活躍馬を出しているディープインパクト×Unbridled's Songのニックス配合ですが、その根拠と考えられるのが、Unbridled's Songの父父Fappianoの牝祖Cequilloと、Unbridled's Songの3代母Incantationが、ディープインパクトが持つSir Ivorとニアリーということ。

コントレイルは、母ロードクロサイトがFappiano3×4とIncantation4×5を持っているので、このニックスを増幅させたかたちになっています(一方でIn Realityクロスでパワーも補っているのがいいですね)。


相手も人気のディープ2騎でしょうが、面白そうなのがこれを書いている時点では最下位人気のソウルトレイン、ダイワキャグニーを出したトリプルワウの牝系で、トリプルワウはTom Fool≒Attica4×3。

自身はHaloとSir IvorのクロスでトリプルワウのTom Fool的俊敏さを増幅、レッドスパーダ産駒ですから距離短縮はプラスですし、馬群を苦手とするチチカステナンゴを母父に持つので少頭数の外枠というのも競馬がしやすい。

今季、最後のPOG馬指名となりました、今なら順調に行けば春の大舞台にも間に合うはず……?



指名馬(10):ゴッドカーヌスティ(牝)

父:ロードカナロア
母:アクロスザライト
厩舎:栗東・角田

デビュー戦:11/17 京都6R(芝1200)


最後はロードカナロア牝馬のゴッドカーヌスティです、母の全姉がフェアリーSで2着の実績があるアイアムネオ、牝祖はあのNumbered Accountという血統。

母母イクスペクトトゥシャインがMr. Prospector×Nureyev×Graustarkなので、Kingmamboと8分の7近い同血の間柄、このニアリークロスが光る配合です。

さらに、牝祖Numbered Accountと父が持つSex Appealとのニアリークロスもポイント高いですね、あのアーモンドアイは、Sex Appealの仔同士のニアリークロス(トライマイベスト≒ロッタレース)を持っています。

芝1200を使うということは、この2つのニアリークロスでパワーが大きく補強されたということでしょうか、いずれは距離を延ばして春の大舞台に駒を進めてほしいものです。

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