無駄に長文が控えているので、前書きはなしで(・∀・)



阪神9R 忘れな草賞【L】

◎(2)ファジェス
☆(5)ステラリア
☆(6)シュレンヌ

買い目:単勝(2)、ワイド(2)→(5)(6)


ファジェスはプロフェットやクラージュゲリエの半妹、父がモーリスに変わり、サンデーサイレンスやRoberto、Sadler's Wells≒Nureyevなどをクロスする父母相似配合に。

兄たちと同様に小回り中距離を捲る脚質で、人気どころが大箱向きの馬(ここを勝てば本番でもの期待はしたくなりますが)だけに、内回りのここでこその狙い目。



中山11R 春雷S【L】

◎(6)レジェーロ
☆(1)マリアズハート
☆(11)ジャンダルム

買い目:単勝(6)、ワイド(6)→(1)(11)


土曜のニュージーランドTはバスラットレオンが外連味のない逃げで後続を圧倒、鞍上の手綱捌きも見事ながら、やはりGreen Desert(父Danzig)っぽさが出た馬の適性がピタッとコースにハマったのも大きかった。

先週のダービー卿CTもDanzig持ちが1、2、4着を占めていて、中山芝コース、特にスピードが求められる舞台ではDanzigの血が物を言うことを再確認。

ならば、ここも母父ロックオブジブラルタル(父父Danzig)のスピードとパワーで先行するレジェーロの押し切りに期待、バスラットレオンと同じキズナ産駒だし、短距離のオープンにしては徹底先行型が少ないメンバー構成も恵まれた。



阪神11R 桜花賞【G1】

◎(8)メイケイエール

買い目:単勝(8)


メイケイエールは、人気に推されているソダシと同じくシラユキヒメの牝系で、母母ユキチャンは関東オークスなど交流重賞3勝馬、そこにミッキーアイルが配された自身は、サンデーサイレンス3×4、デインヒル4×4、Sir Ivor≒Droneなど、強力な父母相似配合に。

特にミッキーアイルが持つBurghclereとFair Alyciaの脈絡に、ハービンジャーの牝祖Sauceboatを合わせているのが面白く、父親の主だった血を増幅した結果、父をさらにしなやかにしたようなスピード感あふれるマイラーが出ました。

Burghclere 2

Fair Alycia

Sauceboat
(´-`).。oO(ハービンジャーを種牡馬として導入した理由の一つが、実はディープインパクトとの牝祖同士の脈絡を考えてのことだったりして?)


ミッキーアイルは当時netkeibaのPOG指名馬だったのですが、デビュー戦は好位で折り合おうとしたものの、娘のチューリップ賞(ほど派手ではなかった気がするけど)よろしく騎手が抑え込むのにいっぱいいっぱいで2着敗退、次の未勝利戦でスタートから気分よく逃がせたら2着に5馬身差をつけ圧勝。

その後も基本的には逃げ先行策でスピードを活かす競馬でマイルG1を2勝、娘の陣営も今回は気分よく行かせる競馬を示唆していて、実際にチューリップ賞でも4角で先頭に立った時は折り合いがついて実に気分よさげにしなやかな走りを見せていました。

先週とは違い雨の心配がなく歴代でも屈指の高速馬場で行われそうな今回の桜花賞、ミッキーアイル似のスピードあふれるマイラーが、フルにスピードを活かす競馬をすれば誰も追いつくことはできないだろうという結論で。


メイケイエールと同牝系のソダシはパワーも柔さも兼備していて完成度も高く、好位からソツなく競馬ができて上位争いは必至、しかし59秒‐34秒というレース振りは中距離馬のそれ。

もちろん中距離馬でも勝ち負けできる舞台なのですが、例えばデアリングタクトのエルフィンSやアーモンドアイのシンザン記念のような「説得力」が、これまでのソダシのレースにあったかどうか。


アカイトリノムスメは三冠牝馬アパパネが初めて産んだ牝馬で、牝馬だけに母親のように俊敏に動けて兄たちよりもしなやかな走り、ただ同時期の母親と比べても馬体の線が細く、3歳春にG1でバンと弾けるイメージはちょっと湧かない。


サトノレイナスについては阪神JFで軽視してしまったときに書いたので、そちらを見てください(^_^;)

このときも強い中距離馬が中距離馬のレースをしてソダシを追い詰めたという結果には違いなく、ここもスローで流れるならともかく、メイケイエールがスピード全開で押し切るという前提で考えた場合、中距離馬では追走で手一杯になってしまう可能性もあるかと。